Q1.交通事故の被害に遭いました。保険会社からの支払額の提案が適切かどうか分かりません。どうしたら良いでしょうか。
A.交通事故の損害金は、慰謝料や逸失利益といった項目ごとに、これまでの裁判例などに照らして、それが妥当な金額かどうかを検討することが必要ですので、弁護士に相談されてはいかがでしょうか。
沖縄弁護士会では、(公財)日弁連交通事故相談センター沖縄県支部として、交通事故についての無料法律相談や、被害者と保険会社との間に専門の弁護士が入って示談のあっせんを行う示談あっせん(無料)を行っています。
Q2.交通事故の加害者が自賠責保険にも加入していませんでした。まったく補償を受けられないのでしょうか。
A.無保険車による事故、ひき逃げ、盗難車による事故などでは、政府の保障事業によって、自賠責保険と同等の補償が受けられる場合があります。また、被害者の車輌などについている任意保険の内容によっては、そちらから補償が受けられる場合があります。まずは、弁護士へご相談ください。
Q3.弁護士会で無料で交通事故に関する法律相談や示談あっせんが受けられると聞いたのですが、詳しく説明していただけませんか。
A.沖縄弁護士会では、(公財)日弁連交通事故相談センター沖縄県支部として、無料法律相談や無料での示談あっせんを行っています。以下をご覧ください。
1 1件の交通事故につき5回まで無料で相談できます。
2 相談を担当するのは交通事故の交渉や裁判の専門家である弁護士です。
3 その場で交渉や裁判などを弁護士に依頼することができます。
4 (公財)日弁連交通事故相談センターの示談あっせん制度(無料)を利用して、問題を解決することもできます。
(公財)日弁連交通事故相談センターは、弁護士が交通事故に関する無料法律相談や示談成立のお手伝いをする公益財団法人で、全国162ヶ所に相談所があります。
沖縄弁護士会では、(公財)日弁連交通事故相談センター沖縄県支部として、交通事故に関する初歩的な疑問から示談成立のお手伝いまで、弁護士が無料で回答・サポートいたします。
1 1件の交通事故につき5回まで無料で相談できます。
1回の相談では解決できないかもしれない。そんな場合でも心配ありません。(公財)日弁連交通事故相談センター沖縄県支部の相談所では、1件の交通事故につき5回まで無料で相談できます。
2 相談を担当するのは交通事故の交渉や裁判の専門家である弁護士です。
交通事故の交渉や裁判の専門家である弁護士が相談を担当いたします。
保険会社が提案してきた支払額が適切かどうかを教えてほしい、自分で交渉したいがやり方を教えてほしいなど、さまざまなご相談に応じます。
3 その場で交渉や裁判などを弁護士に依頼することができます。
保険会社の提案に納得できない。相手が保険に加入していなくて話合いにならない。そんなときは、その場で相談を担当した弁護士に交渉や裁判を依頼することができます。
4 (公財)日弁連交通事故相談センターの示談あっせん制度 を利用して、問題を解決することもできます。
損害賠償の交渉がまとまらない時に、弁護士が被害者と保険会社の間に入り、公平・中立な立場で示談が成立するようお手伝いいたします。裁判所での調停と似た制度で、早期に適正な賠償額での解決に努めています。まず、弁護士の相談を受けていただき、弁護士が示談あっせんに適した事案だと判断した場合に、示談あっせんの申し込みをしていただきます。
(質問) どのようなことが相談できるんですか?
例えば、こんなことが相談できます。
● 保険会社が提案してきた支払額が適切かどうか分からないので、適切な額を教えてほしい。
● 相手や保険会社の言っていることが納得できないが、どのようにしたらいいか教えてほしい。
● 裁判のやり方や流れなどを教えてほしい。
● 弁護士に交通事故の解決を依頼すると費用がどの程度かかるのかを教えてほしい。
・・・など、交通事故に関することであれば、交通事故の被害者であっても加害者であっても、次の〔相談できないこと〕を除いて、さまざまな相談が可能です。
【相談できないこと】
次の2つの相談については、(公財)日弁連交通事故相談センター沖縄県支部の法律相談ではなく、沖縄弁護士会の法律相談をご利用ください。
● 刑事事件に関する相談(例えば、警察から呼び出されたがどのように取調べを受ければよいか、刑事裁判になったがどのように対応したらよいか、など。)
● 行政事件に関する相談(例えば、運転免許を取り消す内容の手紙が来たがどうすればよいか、など。)
(質問) どうやって相談すればいいのですか?
まず、沖縄弁護士会(Tel:098-865-3737)に電話して、交通事故の相談の予約をしたい旨をお伝えください。予約できましたら、予約した日時の5分前までに相談場所にお越しください。キャンセルは遅くとも前日までにご連絡ください。
予約枠が空いている場合は、当日の予約もできます。お電話にて空きがあるかお問い合わせのうえ、相談場所にお越しください。
相談場所は次の2か所となります。ご希望の相談場所をお伝えください。
相談日 | 毎週金曜日 | 午前9時30分から午後0時 |
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午後1時30分から午後4時 | ||
受 付 | 098-865-3737 (予約制) | |
場 所 | 沖縄弁護士会相談センター (那覇市松尾2-2-26-6) |
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相談料 | 無料 (30分相談) |
相談日 | 第2・第4金曜日 | 午後1時30分から午後4時 |
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受 付 | 098-865-3737 (那覇相談所での受付) | |
場 所 | 沖縄弁護士会相談センター沖縄支部 (沖縄市知花6-6-5 山城店舗102号室) |
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相談料 | 無料 (30分相談) |
(質問) 相談する際に持っていった方が良いものはありますか?
お手持ちの書類のうち、交通事故証明書、保険会社や相手から受け取った書類、病院に行った際の領収書、診断書、車の修理の見積書等、交通事故に関係ありそうな書類は可能な限りご持参ください。その方がより充実した相談ができます。
交通事故証明書は、沖縄では、次の機関で取ることができます。
〒901-0225 豊見城市字豊崎3-22(沖縄県警察運転免許センター1階)
自動車安全運転センター (電話 098-840-2822)
交通事故証明書の取り方の詳しい説明はこちらをご参照ください。
https://www.jsdc.or.jp/certificate/accident/
相談を受けられている途中、メモを取ることはできますので、メモを取りたい方は筆記用具やメモ用紙をご持参ください(当日、筆記用具やメモ用紙をご希望される方はその旨お伝えください。)。
(質問) (公財)日弁連交通事故相談センター沖縄県支部では、無料で示談あっせんができると聞きましたが、示談あっせんとは何でしょうか?
示談あっせんとは、損害賠償の金額がまとまらないときに、無料で、弁護士が被害者と保険会社の間に入り、公平・中立な立場で、示談が成立するようお手伝いするものです。まずは弁護士による相談を受けていただき、示談あっせんに適した事案の場合には、解決方法の1つとして示談あっせんのご説明やご案内をしております。
その他、さらに詳しいご質問については、下のウェブサイトをご参照ください。