法律コラム

 

いじめ解決を手助け

Q.「いじめ」について相談を受けた弁護士は,いじめられている子どもにどんな手助けができるのでしょうか。


A .まず,弁護士が子どもと保護者に付き添って,学校に行って「いじめのない環境を作ってほしい」と,交渉することができます。これによって,子どもがいじめられていることに気が付いていない学校の先生がいじめの問題に気が付いて,弁護士と協力して「いじめ」のない環境をつくれる事が期待できます。
 

 また,「いじめられている」という事はなかなか外部には分かりづらいですから,「いじめ」があったのかなかったのか,うやむやになってしまうかもしれません。そこで,いじめの事実についての客観的な証拠づくりを,弁護士がアドバイスをしたり,手助けをする事ができます。
 

 いじめの事実や名前がインターネットに掲載されたりしていることもあるかもしれません。そのような時には,弁護士はインターネットを管理しているプロバイダーに削除するように求める事もできます。
 

 「いじめ」により,いじめられた子どもが,大きなけがをしたり心の病気になってしまった場合には,加害者は刑事処分の対象になったり,治療費や慰謝料を支払う責任を負う可能性があります。そのような場合,弁護士は,いじめられた子の代理人として,警察に加害者を刑事告訴する手続きをしたり,加害者に対して損害賠償請求を行ったりもできます。
 

沖縄弁護士会
会員 西村 オリエ
 
※琉球新報2012年9月18日『ひと・暮らし』面に掲載したものを一部修正しています。

 

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