法律コラム

 

死にたい悩み、相談を

死にたい悩み、相談を

 
Q.友人から「最近、体の調子が悪くて会社を休んでいる。通院しないといけないし、子育ても大変、会社も辞めないといけないかもしれない。この先どうやって生きていけばいいんだろう。いっそのこと死んでしまいたい」という相談を受けました。このような問題を解決するにはどうすればいいのでしょうか。友人の相談に乗ってくれるところはありませんか。
A.死にたいと思うほど悩んでいる方の多くは、生活苦、多重債務などの金銭問題、学校や職場でのいじめの問題、夫婦関係の不和や家庭内暴力などの家庭問題その他の社会経済的な問題を抱えています。
 

 これらの問題は、法律に基づいて適切に対応することで解決できる場合がありますが、問題を抱えている本人は、心理的に追い込まれているため、適切に対応することができないまま、心を病んでしまい、結果、自死に追い込まれてしまうことがあります。そこで,沖縄弁護士会は「いのちみつめる無料法律相談」を常設し、ご本人、ご家族など周りの方々などからのご相談を、弁護士が受け付けます。

 

 毎年3月は自殺対策強化月間とされていることから、沖縄弁護士会では、3月15日(金)午後1時から5時までの間、「暮らしとこころの相談会」を実施することになりました。相談は無料で、①面談または②電話相談(電話代はご負担いただきます)によって実施します。①面談希望の方は、予約制ですので、沖縄弁護士会(098-865-3737)まで事前にお申込み下さい。②電話相談は上記時間帯に、098-860-5015にお電話下さい。暮らしの中の悩みごとについて、この機会に是非ご相談下さい。

沖縄弁護士会
会員 中尾 義孝
 
 
※琉球新報2024年2月20日『ひと・暮らし』面に掲載したものを一部修正しています。

 

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