法律コラム

 

中古住宅トラブル 相談は

中古住宅トラブル 相談は

 
Q.最近、中古住宅を買ったのですが、雨漏りが発生して販売業者との間でトラブルになっています。専門家に相談できますか?
A.沖縄弁護士会では、住宅リフォーム・紛争処理支援センターの委託等などを受け、弁護士と建築士がペアになって住宅トラブルに対応する無料相談(専門家相談)を実施しています。
 

 2022年9月までは評価住宅や保険付きの新築住宅のトラブル及び住宅リフォームのトラブルがこの専門家相談の対象でしたが、22年10月からは中古住宅のトラブルも対象になります。

 

 また、住宅トラブルについて話合いがまとまらない場合における紛争解決の手段の一つとして、沖縄弁護士会に設置されている住宅紛争審査会の住宅紛争処理手続(調停)があります。この手続は、紛争処理委員である弁護士2人と建築士1人が、当事者双方からお話をうかがい、資料を見せていただき、必要に応じて現場の確認をするなどした上で、中立な立場から意見をお伝えして双方の話合いの仲立ちを行う手続で、申請手数料は1万円または1万4000円です。

 

 この紛争処理手続についても22年9月までは評価住宅や保険付きの新築住宅のトラブルが対象でしたが、2022年10月からは保険付きの中古住宅のトラブルも対象になります。

 

 なお、専門家相談や住宅紛争処理手続を利用したいけれども、お住まいの住宅が保険付き住宅かどうかがわからない方は、住まいるダイヤルの「該当性確認サービス」をご利用いただけます。

 

 以上の詳細につきましては、住まいるダイヤル電話0570(016)100(※一部IP電話等からは電話03(3556)5147)までお問い合わせください。

沖縄弁護士会
会員 久保田 匡彦
 
 
※琉球新報2022年10月18日『ひと・暮らし』面に掲載したものを一部修正しています。

 

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