法律コラム

 

オンライン活用 顔見て相談 離島で好評
オンライン活用 顔見て相談 離島で好評

 

Q 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、オンラインを活用した取り組みが多くなりました。沖縄弁護士会でも、オンラインでの法律相談などに取り組んでいますか?

 

A 沖縄弁護士会も、オンラインを活用した法律相談などさまざまな取り組みを行っています。沖縄県には、離島が多くありますが、弁護士がいない離島にお住いの方は、気軽に弁護士に相談をするのが難しい事情があります。オンラインを活用した場合、相談を希望される方が、ご自身がお住まいの地域から、ご自身の好きな場所でスマートフォンなどを使って弁護士とやりとりすることができます。ビデオ通話機能を使用すれば、お互いの顔を画面で見ながら相談をすることができます。この方法ですと、対面でのやりとりに近い形で相談を実現できます。


 沖縄弁護士会は8月、久米島町にお住いの方を対象にしたオンライン(LINEのビデオ通話)による法律相談会を実施しました。幅広い年齢層の方からご相談があり、相談された方からは「島外に移動すること無く、弁護士の顔を見ながら相談することができて良かった」「また実施してほしい」といった声をいただきました。 


 沖縄弁護士会は、このようなオンライン法律相談会の実施を今後も検討していきます。離島の方々にも法律相談を届けられればと考えています。

 また、沖縄弁護士会では、オンラインに限らず、皆様が気軽に弁護士に相談できるような取り組みを進めております。現在も「新型コロナウイルス関連無料法律相談」や「女性弁護士による女性のための法律相談」など様々な電話相談を実施しております。最新情報は、沖縄弁護士会のホームページをご確認ください。


 

            

沖縄弁護士会

会員 今福 聡 

※沖縄タイムス2021年9月6日『くらし』面に掲載したものを一部修正しています。

 

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