規則集メニュー 50音順

重要なお知らせ

「 管財事件の手引(H31.4.1一部改訂)」を掲載いたしました。

メンタルヘルス・カウンセリング


ログアウト

沖縄弁護士会 規則集

 

セクシュアル・ハラスメントの防止に関する指針

投稿日:2018年12月12日

セクシュアル・ハラスメントの防止に関する指針

 
セクシュアル・ハラスメントを防止するため、会員が認識すべき事項等を定める。
 
第1 会員が認識すべき事項
1 意識の重要性
会員は、セクシュアル・ハラスメントを防止するために、次の事項の重要性について十分認識しなければならない。
(1) 何人も、性別によらず、その人格全体と個性が尊重されるべきであること。
(2) 性別にかかわらず対等であること。
 (3) 他者を性的な対象としてのみ見ることが不適切であること。
(4) 性別に基づき、固定的な役割分担をさせることが不適切であること。
2 基本的な心構え
セクシュアル・ハラスメントを未然に防ぐためには、下記(1)及び(2)に記載するようなセクシュアル・ハラスメントに関する基本的な理解とともに、性的言動に対する受け止め方には、個人間の差があり、セクシュアル・ハラスメントに該当するか否かについては、相手の判断が重要であることに注意しなければならない。
(1) 類型
ア 対価型セクシュアル・ハラスメント
立場や階級の上下関係を利用した、相手の意に反する性的な内容の発言及び性的な行動等に対する対応(拒否や抵抗等)により、その者が解雇、降格、減給等の不利益を受けること。
この「性的な内容の発言」には、性的な事実関係を尋ねること、性的な内容の情報を意図的に流布すること等が、「性的な行動」には、性的な関係を強要すること、必要なく身体に触ること、わいせつな図画を配布すること等が挙げられる。
イ 環境型セクシュアル・ハラスメント
相手の意に反する性的な言動により執務環境が不快なものとなったため、能力の発揮に重大な悪影響が生じる等執務する上で看過できない支障が生じること。
この「執務する上で看過できない支障」とは、性的な言動により、相手が苦痛を感じ、就業意欲が低下すること全般を指し、典型的な例としては、不必要な身体的接触、ヌードポスターの掲示、関係者に対する性的な情報の流布等が挙げられる。
(2) 認識すべき事項
ア 親しさを表すつもりの言動であっても、相手を不快にさせる場合があること。
イ 不快に感じるか否かには、個人差があること。
ウ この程度のことは相手も許容するだろうと勝手な憶測を決してしてはならないこと。
エ 相手と良好な人間関係ができていると勝手な思い込みを決してしてはならないこと。
オ 相手が拒否し、又は嫌がっていることが分かった場合には、同じ言動を決して繰り返さないこと。
カ セクシュアル・ハラスメントを受けた者の中には、人間関係や力関係等の理由により拒否することができない者もいること。
キ 職場外においても、職場における人間関係によって生じるセクシュアル・ハラスメントは、最終的に職場の人間関係を損ない、執務環境を害するおそれがあること。
ク 会員又は勤務者間のみならず、当会に来会した者等職務に従事する際に接する者に対するセクシュアル・ハラスメントにも注意する必要があること。
3 セクシュアル・ハラスメントになり得る言動
  セクシュアル・ハラスメントになり得る言動として、例えば、次のような言動が挙げられる。
(1) 性的な内容の発言
ア 性的な関係を強要すること。
  イ 身体的特徴や容姿の良し悪しなどを話題にすること。
  ウ 性的な冗談を交わすこと。
エ 性的な経験や性生活について質問すること。
オ 性的な噂を立てたり、性的なからかいの対象とすること。
(2) 性的な行動
ア 性的な写真や記事が載っている雑誌等を広げて読んだり、パソコンの画面に卑わいな写真を映し出したりすること。
イ 体を執拗に眺めること。
ウ 食事やデートに執拗に誘うこと。
エ 性的な内容の電話をかけたり、性的な内容の手紙や電子メールを送ること。
オ 体に不必要に接触すること。
カ トイレや更衣室等を覗くこと。
キ カラオケでのデュエットを強要すること。
(3) 性別により差別するもの
ア 「男のくせに」、「女のくせに」等の発言をすること。
イ 「男の子、女の子」、「おまえ、僕、坊や、お嬢さん」、「おじさん、おばさん」、「じじい、ばばあ」等と他人を失礼な呼び方で呼ぶこと。
ウ 不必要に、語頭に「男の、女の」等性別を付けること。
  エ 体調が悪そうな女性に「今日は生理日か」、「もう更年期か」等と言うこと。
オ 酒席等において、女性の座席を男性の隣に指定したり、お酌やダンスを強要すること。
カ 性別による役割分担を課すこと。
4 懲戒処分
会員によるセクシュアル・ハラスメントについては、その態様により、当会の秩序及び信用を害し、弁護士の品位を失うべき非行として、弁護士法に基づき、懲戒処分の対象となり得るものである。
 
第2 良好な職場環境を確保するために会員が認識すべき事項
1 セクシュアル・ハラスメントについて問題提起する会員又は職員をトラブル・メーカーとみたり、セクシュアル・ハラスメントを受けたこと自体をもって、さらに性的な噂の対象としたりその他不利益な取扱いをしたり、セクシュアル・ハラスメントに関する問題を当事者間の問題として片付けないこと。
2 セクシュアル・ハラスメントの加害者や被害者を出さないようにするため、次の事項を十分留意するとともに、周囲に対する気配りをし、積極的な行動をとること。
(1)セクシュアル・ハラスメントが見受けられる場合には、自ら注意を促すことをためらわないこと。
 (2) 被害を受けていることを見聞きした場合には、声を掛けて相談に乗ったり、セクシュアル・ハラスメントの防止に関する規程第8条の相談員に相談したり、被害者に対して相談員に相談することを促すこと。
 
附 則
この指針は、日本弁護士連合会の承認があった日から施行する。

 

ファイルのダウンロードはコチラ
NO DATA
NO DATA

前のページへ戻る